岡山遠征 -同和鉱業片上鉄道撮影- [鉄道]
9月28日土曜日
山陽本線でのなにわ撮影前に、岡山県美咲町の「柵原ふれあい鉱山公園」
で保存されている同和鉱業片上鉄道の車両たちを撮影してきました。
実は最初から柵原へ行くつもりは無かったのですが、たまたま国道484号
を走っていたところ、菊ヶ峠ドライブインに保存されるキハ311の姿を
発見しました。
車内はかなり荒廃しているものの、外装は塗り直されてまだ間もないよう
で、朝日に照らされていました。このキハ311を見て、そう言えば柵原に
保存されているのを思い出し、後ほどUPする津山線撮影の後に「柵原
ふれあい鉱山公園」を訪ねてみました。
公園の中核となる片上鉄道吉ヶ原駅構内に、多数の車両が保存されています。
この公園の特徴は、片上鉄道保存会の手で、多くの車両が動態保存されている
事です。毎月第一日曜日に構内の約300mほどの区間を運転されているとの事。
昭和初期製造の古豪ディーゼルカーが運転されているとは驚きです。
この日はキハ702がホームに据え付けられた姿で展示されていました。
鉄道省キハ42000形-国鉄キハ07形を経て片上鉄道へやってきたキハ702は
昭和11年川崎車輌製。今年で77年の長寿を誇ります。シールドビーム化
改造されているとはいえ、流線型正面6枚窓の姿は美しいですね。
奥の屋根付き留置線には、キハ303とキハ312が並んで置かれていました。
キハ303は昭和9年製のキハ41000形-キハ04形、キハ312は昭和28年製
の片上オリジナル気動車です。いずれも動態保存車両と言われていますが
キハ303は塗装が剥げ掛かっており、修繕中なのでしょうか？
展示コーナーの片隅には、こんなものが！
岡山臨港キハ7001の運転台部です。岡山県美作市内の特産品販売所で保存
されていたものの、老朽化で解体となり、使えそうな部品と共に運転台部
のみ切断されレストアされたそうです。元夕張鉄道の車両ですね。
構内には貨車や客車も展示されています。
青い客車はホハフ2003と2004でデッキ付き17m車両です。子供の頃鉄道
雑誌で見て、まるで展望車のようなデッキ付き客車に乗ってみたいなあ〜
と思ったのを思い出しました。
車内はセミロングシートで、ボックスシートはオハ61のような背もたれが
板張りの簡素な構造です。
これら貨車や客車を牽引していたDD13-551もありました。
自社発注のDD13形タイプですね。
また鉱山用の三菱電機製電気機関車EB403というのも展示されています。
とにかくずっと見ているだけでも飽き足りない吉ヶ原駅でした。
ところで、この日は9月28日土曜日なので、当然運転される日ではないのですが
なにやら作業服に身を包んだ方が、信号や踏切の設備を運転するために準備して
いるようです。走るのですか？と聞いたところ、何と夕方から走るとの事！
この日公園内ではキャンドルコンサートというイベントが16時から開催される
ようで、どうやらそのイベントに合わせて特別に運転するようです。これは
なんとラッキーな事でしょう！
という事で、なにわの撮影を終え、再び「柵原ふれあい鉱山公園」へ16時過ぎに
戻ってきました。そしてそこには…
エンジンを掛け西日に照らされた美しいキハ702の姿がありました。素晴らしい！
まずは軽くエンジンを吹かし、ホームに据え付けられました。
しばらく停車の後、構内外れの踏切までやってきました。
ここでもしばらく停車したのち、タブレットを受領して…
いよいよ構内から伸びる運転線に入ります。
約200ｍほど先まで行き再び吉ヶ原駅へ向かいます。
黄金色に実る田んぼと鉱山の縦坑跡という素晴らしいロケーションの中
ゆっくり流線型のディーゼルカーが通過します。
もう感極まるとはこの事でしょう。まさか動いている姿を見ることが出来る
とは思ってもいませんでしたが、美しい夕陽の中、しっかり撮影する事が
出来ました。
本当はこの後の運転で乗車体験などしたいところなのですが、残念この後東京
まで戻らなければならず、夕陽に輝くキハ702をしっかり目に焼き付けて
吉ヶ原駅を後にしました。
山陽本線でのなにわ撮影前に、岡山県美咲町の「柵原ふれあい鉱山公園」
で保存されている同和鉱業片上鉄道の車両たちを撮影してきました。
実は最初から柵原へ行くつもりは無かったのですが、たまたま国道484号
を走っていたところ、菊ヶ峠ドライブインに保存されるキハ311の姿を
発見しました。
車内はかなり荒廃しているものの、外装は塗り直されてまだ間もないよう
で、朝日に照らされていました。このキハ311を見て、そう言えば柵原に
保存されているのを思い出し、後ほどUPする津山線撮影の後に「柵原
ふれあい鉱山公園」を訪ねてみました。
公園の中核となる片上鉄道吉ヶ原駅構内に、多数の車両が保存されています。
この公園の特徴は、片上鉄道保存会の手で、多くの車両が動態保存されている
事です。毎月第一日曜日に構内の約300mほどの区間を運転されているとの事。
昭和初期製造の古豪ディーゼルカーが運転されているとは驚きです。
この日はキハ702がホームに据え付けられた姿で展示されていました。
鉄道省キハ42000形-国鉄キハ07形を経て片上鉄道へやってきたキハ702は
昭和11年川崎車輌製。今年で77年の長寿を誇ります。シールドビーム化
改造されているとはいえ、流線型正面6枚窓の姿は美しいですね。
奥の屋根付き留置線には、キハ303とキハ312が並んで置かれていました。
キハ303は昭和9年製のキハ41000形-キハ04形、キハ312は昭和28年製
の片上オリジナル気動車です。いずれも動態保存車両と言われていますが
キハ303は塗装が剥げ掛かっており、修繕中なのでしょうか？
展示コーナーの片隅には、こんなものが！
岡山臨港キハ7001の運転台部です。岡山県美作市内の特産品販売所で保存
されていたものの、老朽化で解体となり、使えそうな部品と共に運転台部
のみ切断されレストアされたそうです。元夕張鉄道の車両ですね。
構内には貨車や客車も展示されています。
青い客車はホハフ2003と2004でデッキ付き17m車両です。子供の頃鉄道
雑誌で見て、まるで展望車のようなデッキ付き客車に乗ってみたいなあ〜
と思ったのを思い出しました。
車内はセミロングシートで、ボックスシートはオハ61のような背もたれが
板張りの簡素な構造です。
これら貨車や客車を牽引していたDD13-551もありました。
自社発注のDD13形タイプですね。
また鉱山用の三菱電機製電気機関車EB403というのも展示されています。
とにかくずっと見ているだけでも飽き足りない吉ヶ原駅でした。
ところで、この日は9月28日土曜日なので、当然運転される日ではないのですが
なにやら作業服に身を包んだ方が、信号や踏切の設備を運転するために準備して
いるようです。走るのですか？と聞いたところ、何と夕方から走るとの事！
この日公園内ではキャンドルコンサートというイベントが16時から開催される
ようで、どうやらそのイベントに合わせて特別に運転するようです。これは
なんとラッキーな事でしょう！
という事で、なにわの撮影を終え、再び「柵原ふれあい鉱山公園」へ16時過ぎに
戻ってきました。そしてそこには…
エンジンを掛け西日に照らされた美しいキハ702の姿がありました。素晴らしい！
まずは軽くエンジンを吹かし、ホームに据え付けられました。
しばらく停車の後、構内外れの踏切までやってきました。
ここでもしばらく停車したのち、タブレットを受領して…
いよいよ構内から伸びる運転線に入ります。
約200ｍほど先まで行き再び吉ヶ原駅へ向かいます。
黄金色に実る田んぼと鉱山の縦坑跡という素晴らしいロケーションの中
ゆっくり流線型のディーゼルカーが通過します。
もう感極まるとはこの事でしょう。まさか動いている姿を見ることが出来る
とは思ってもいませんでしたが、美しい夕陽の中、しっかり撮影する事が
出来ました。
本当はこの後の運転で乗車体験などしたいところなのですが、残念この後東京
まで戻らなければならず、夕陽に輝くキハ702をしっかり目に焼き付けて
吉ヶ原駅を後にしました。
現役時代には乗ることができなかった片上鉄道、
せめてこの動態保存されている車両は
撮りたいな・・・と思っているんですよね〜。
それにしても地元のコンサートイベントに合わせた
臨時運行に出くわすとはついていますね〜！
しかも光線状態が素晴らしく、
西日に照らされた流線型キハが、
まさに現役さながらの雰囲気です！
by あおたけ (2013-10-07 17:45)
>あおたけさん
僕も一度は片上鉄道の動いている姿を撮影したいと思っていたので
今回は本当にラッキーでした。そして天気にも恵まれ、夕日に輝く
キハ07を撮影する事が出来たのも、もの凄く嬉しかったです！改造
されているとは言え、77歳の気動車が目の前を通り過ぎていく姿は
感動モノでした。
by twingo583 (2013-10-14 18:44)