190202カンボジア王立鉄道乗車 [鉄道]
19年2月2日
前日国境の街コッコンからシハヌークビルまで車で移動し、シハヌークビルに宿泊。そしてこの日は、シハヌークビルからプノンペンまでカンボジア王立鉄道での旅に出ます。早朝6時にホテルを出て、シハヌークビル駅へ移動しました。
※現在日本ではシアヌークビルという表記が一般的ですが、発音的にはシハヌークビルの方が近いそうで、現地でもらった資料もシハヌークビルとなっていました。
シハヌークビルの駅は街外れの港の近く、国道から未舗装道路を少し入った先にありました。
シハヌークビルからプノンペンまでは土日月のみの運行で計4往復が設定されています。
駅の窓口はこんな感じです。プノンペンまで$8。
事前にネットで調べた時にはフランス製のB-B型DLが牽引していたのですが、あれ?この日はチェコスロバキア製の2軸DLが牽引のようです。
プノンペンまでは7時に出て14時到着の予定なので、7時間掛かる予定なのですが、ホントにこんな入換機みたいな機関車で大丈夫なのかな?
運転台はこんな感じ。
列車は発電機を載せた有蓋貨車+客車2B+自動車運搬車(と言ってもコキに車を載せている感じですが…)で、客車のうち1両は我々の貸切客車です。
我々が乗る貸切客車の中はこんな感じ
オレンジの遮光フィルムは景色が見づらくて仕方ないですが、ロングシートは長旅では寝れるので結構楽でした。で、一般車の方はこんな感じ
路線バスのようなクロスシートはちょっと厳しいかも。どちらの車両にもPanasonic製家庭用エアコンが付いていて、その点ではタイ国鉄より居心地良いかな?
出発は7時の予定でしたが、貨車への自動車積載に手間取ったようで少し遅れて出発です。しかし駅構内を出たところで停車し、なぜか別の線に後退。しばらく停車してからようやくプノンペンへ向けて発車しました。
列車はゆっくりとカンボジアの山野を走って行きます。
シハヌークビルを出て1時間ちょっと経った田圃が広がる信号所らしき所で列車は一時停止。後部の自動車を止めているバンドを確認したそうです。
国道を横切る踏切では、学生がたくさん列車の通過を待っていました。
出発から2時間半で最初の停車駅カンポート駅に停車しました。
乗客のみなさんはさっそく露店で買い物です。
この駅で下車する人たちも結構いました。
10分位停車して機関車が汽笛を鳴らし、乗客が戻ったら発車しました。1時間半くらい走った工場にコンテナ貨車が止まる場所で列車が停車しました。
この場所は交換出来るように複線になっているのですが、前方を見ると同じ線に機関車が停まっていました。
この後危ないからデッキに出るなと言われて写真がないのですが、前日のシハヌークビル行き列車の機関車が壊れて、この交換所に停車。この日プノンペンから走ってきた機関車と我々の列車でいくつかの入れ替え作業を行い、この列車の後部に壊れた機関車を連結したようです。
連結作業が終わり、長大編成の列車がシハヌークビルへ向けて発車。
結局この場所には1時間30分程停まってました。この壊れた機関車が本来であれば我々の列車を牽引するはずだったようです。その機関車が使えないので急遽入れ替え用の2軸DLを充当したのかも。そして後部に重い機関車をぶら下げたので、2軸機ではちょっと力不足な感じ。速度が落ち黒煙が上がる量が増えました。
一応11:50位に到着となっていた2駅目の停車駅・タケオ駅には1時間半程遅れた13:15に到着。早速列車後部へ行き撮影です。
フランス製のB-B型ディーゼル、これはカッコいいですね。フランスの電気機関車にもやはり似てますね。
タケオ駅では10分程停車して発車。一路プノンペンを目指します。プノンペン駅手前の車庫には、話題?のメキシコ製空港シャトル用DCも停車していました。こちらは翌日に撮影したのでまた別途。
そして終着プノンペン駅には1時間40分遅れの15:40に到着しました。
シハヌークビルからプノンペンまで約8時間20分の旅。ロングシートだったので、車内で横になって寝る事も出来、楽しい列車の旅となりました。
構内には空港シャトル用に塗り替えられた客車が停まっていましたが、という事はこの後に乗車する空港シャトル列車には使われていないようです。
もう一両豪華そうな客車も。
駅から少し離れた駐車場には蒸気機関車が保存されていました。フランス製の蒸気機関車だそうです。
この後プノンペン市内を視察し、夕方の空港シャトル列車を駅で撮影しました。
貨車を改造した電源車とDCの編成が入線してきました。電源車の妻面に窓はなく、側扉から係員が目視で推進運転で走るようです。これはビックリですね。ディーゼルカーの方はフランス製電気式ディーゼルです。ZZ800形というらしく、ポル・ポト時代にはポル・ポトも乗っていたとか?客車転用された仲間もいるようですが、この一両だけはDCとして残っているようです。
この列車は18時発との事でしたが、17:55に発車しました。
電気式ディーゼルなのでディーゼルの音と吊り掛けモーターの音がします。空港までは約30分で到着しました。実はツアー参加の方はこのまま空港から飛行機でバンコクへ戻る旅程なのですが、自分を含め3名はこのままプノンペンに居残り翌日のカンボジア鉄道撮影へ。折り返しのプノンペン駅行きに乗車してプノンペン駅へ戻りました。
前日国境の街コッコンからシハヌークビルまで車で移動し、シハヌークビルに宿泊。そしてこの日は、シハヌークビルからプノンペンまでカンボジア王立鉄道での旅に出ます。早朝6時にホテルを出て、シハヌークビル駅へ移動しました。
※現在日本ではシアヌークビルという表記が一般的ですが、発音的にはシハヌークビルの方が近いそうで、現地でもらった資料もシハヌークビルとなっていました。
シハヌークビルの駅は街外れの港の近く、国道から未舗装道路を少し入った先にありました。
シハヌークビルからプノンペンまでは土日月のみの運行で計4往復が設定されています。
駅の窓口はこんな感じです。プノンペンまで$8。
事前にネットで調べた時にはフランス製のB-B型DLが牽引していたのですが、あれ?この日はチェコスロバキア製の2軸DLが牽引のようです。
プノンペンまでは7時に出て14時到着の予定なので、7時間掛かる予定なのですが、ホントにこんな入換機みたいな機関車で大丈夫なのかな?
運転台はこんな感じ。
列車は発電機を載せた有蓋貨車+客車2B+自動車運搬車(と言ってもコキに車を載せている感じですが…)で、客車のうち1両は我々の貸切客車です。
我々が乗る貸切客車の中はこんな感じ
オレンジの遮光フィルムは景色が見づらくて仕方ないですが、ロングシートは長旅では寝れるので結構楽でした。で、一般車の方はこんな感じ
路線バスのようなクロスシートはちょっと厳しいかも。どちらの車両にもPanasonic製家庭用エアコンが付いていて、その点ではタイ国鉄より居心地良いかな?
出発は7時の予定でしたが、貨車への自動車積載に手間取ったようで少し遅れて出発です。しかし駅構内を出たところで停車し、なぜか別の線に後退。しばらく停車してからようやくプノンペンへ向けて発車しました。
列車はゆっくりとカンボジアの山野を走って行きます。
シハヌークビルを出て1時間ちょっと経った田圃が広がる信号所らしき所で列車は一時停止。後部の自動車を止めているバンドを確認したそうです。
国道を横切る踏切では、学生がたくさん列車の通過を待っていました。
出発から2時間半で最初の停車駅カンポート駅に停車しました。
乗客のみなさんはさっそく露店で買い物です。
この駅で下車する人たちも結構いました。
10分位停車して機関車が汽笛を鳴らし、乗客が戻ったら発車しました。1時間半くらい走った工場にコンテナ貨車が止まる場所で列車が停車しました。
この場所は交換出来るように複線になっているのですが、前方を見ると同じ線に機関車が停まっていました。
この後危ないからデッキに出るなと言われて写真がないのですが、前日のシハヌークビル行き列車の機関車が壊れて、この交換所に停車。この日プノンペンから走ってきた機関車と我々の列車でいくつかの入れ替え作業を行い、この列車の後部に壊れた機関車を連結したようです。
連結作業が終わり、長大編成の列車がシハヌークビルへ向けて発車。
結局この場所には1時間30分程停まってました。この壊れた機関車が本来であれば我々の列車を牽引するはずだったようです。その機関車が使えないので急遽入れ替え用の2軸DLを充当したのかも。そして後部に重い機関車をぶら下げたので、2軸機ではちょっと力不足な感じ。速度が落ち黒煙が上がる量が増えました。
一応11:50位に到着となっていた2駅目の停車駅・タケオ駅には1時間半程遅れた13:15に到着。早速列車後部へ行き撮影です。
フランス製のB-B型ディーゼル、これはカッコいいですね。フランスの電気機関車にもやはり似てますね。
タケオ駅では10分程停車して発車。一路プノンペンを目指します。プノンペン駅手前の車庫には、話題?のメキシコ製空港シャトル用DCも停車していました。こちらは翌日に撮影したのでまた別途。
そして終着プノンペン駅には1時間40分遅れの15:40に到着しました。
シハヌークビルからプノンペンまで約8時間20分の旅。ロングシートだったので、車内で横になって寝る事も出来、楽しい列車の旅となりました。
構内には空港シャトル用に塗り替えられた客車が停まっていましたが、という事はこの後に乗車する空港シャトル列車には使われていないようです。
もう一両豪華そうな客車も。
駅から少し離れた駐車場には蒸気機関車が保存されていました。フランス製の蒸気機関車だそうです。
この後プノンペン市内を視察し、夕方の空港シャトル列車を駅で撮影しました。
貨車を改造した電源車とDCの編成が入線してきました。電源車の妻面に窓はなく、側扉から係員が目視で推進運転で走るようです。これはビックリですね。ディーゼルカーの方はフランス製電気式ディーゼルです。ZZ800形というらしく、ポル・ポト時代にはポル・ポトも乗っていたとか?客車転用された仲間もいるようですが、この一両だけはDCとして残っているようです。
この列車は18時発との事でしたが、17:55に発車しました。
電気式ディーゼルなのでディーゼルの音と吊り掛けモーターの音がします。空港までは約30分で到着しました。実はツアー参加の方はこのまま空港から飛行機でバンコクへ戻る旅程なのですが、自分を含め3名はこのままプノンペンに居残り翌日のカンボジア鉄道撮影へ。折り返しのプノンペン駅行きに乗車してプノンペン駅へ戻りました。
タイよりも更にスパルタンなカンボジアの鉄道。貴重なレポートありがとうございました。
by Cedar (2019-02-16 22:58)
>Cedarさん
個人ではなかなか乗れないカンボジア王立鉄道に乗れました。確かに日本語でのレポートはまだ少ないですよね。どこへ行っても鉄道での旅は楽しいものです。
by twingo583 (2019-02-23 11:30)
カンボジア王立鉄道の貸切列車、
有蓋貨車の電源車、客車、自動車運搬車という、
まるで模型のような編成が楽しいですね。
ちなみに積載された車はtwingoさんたちが
使われるおクルマでしょうか?
え?貸切の特別車なのにロング!?
・・・と思いましたが、
寝そべられる余裕があると、帰って楽なのですね(^^)
列車に手を振る人たちの表情がいいなぁ・・・。
by あおたけ (2019-03-08 13:09)
>あおたけさん
あ、分かりづらい表現ですみません。定期列車に一両専用車を貸切
増結しています。自動車輸送は定期列車で普通に行われているよう
です。ロングシート、最初は嫌だなあ〜と思いましたが、貸切客車
ゆえ、自由に寝転ぶ事が出来て、これはとても楽でした。
カンボジアの子供達、無邪気で可愛いです。
by twingo583 (2019-03-14 00:05)