グローバル鉄 大連編 [鉄道]
11月2日月曜日
UPする順番が前後しますが、11月2日月曜日から4日水曜日まで、中国・大連へ出張してきました。今回も空いた時間で鉄活動をしてきました。
2日のお昼に大連空港に到着。今回訪問先の会社の方に出迎えて頂き、まずは市内のカーディーラーを訪問してお仕事お仕事！そしてその後、市内観光に連れて行って頂きました。鉄的に大連と言えば南満州鉄道・満鉄の起点となった都市です。大連には未だに日本統治時代の建物が幾つか残されており、旧満鉄本社ビルの建屋もしっかり残っています。その建屋の中には「満鉄旧跡陳列館」があり、今回訪問先の会社さんに連れてきてもらいました！
事前に調べたところによると、旧満鉄本社ビルは中央の建屋及び左右の建屋の3棟で構成されており、そのうち右側のビルに陳列館があるそうです。
右側ビルの入り口から電話すると、係の方が正門まで迎えに来てくれて、中央の建屋から中に入ります。この建屋は現在でも鉄路局の建屋として使われています。中央建屋から右側の建屋に向かう廊下はこんな感じです。
旧満鉄本社は元々ロシアが統治していた時代に建てられたものなので、ビルの中は欧風な作りになっています。
こちらが陳列館の入り口です。
館内は撮影禁止ですが、写真と中国語で書かれたパネルが並んでいます。鉄っぽい展示はあまりなく、満鉄社章の物品などが展示されています。以前は建屋の前にあったらしい満鉄社章入りマンホールもありました。パネルは中国語で書かれていましたが、日本語が堪能なガイドの方が解説をしてくれます。そもそも満鉄の遺構を見にくるのは、ほぼ日本人しかいないでしょうね。
見学を終え、お土産販売所で絵はがきを購入してツアーは終了です。歴史を感じる階段を降りてもどりました。
一度は来てみたかった旧満鉄本社ビルを見学する事が出来て満足でした。
この旧満鉄本社ビルの近くには、路面電車が走っています。その車両はというと…
古めかしい車両ですが、どことなく懐かしさを感じる車両です。そう、この大連市内を走っている路面電車は日本統治時代の1937年より日本車輌で作られたものです。以前は3000形と言われていたようですが、今は2200形と名乗っているようです。
このスタイル、紛れもなく日本製って感じですよね！
この後ホテルへチェックイン。そして泊まったホテルは大連駅の目の前にあるホテルだったので、部屋を駅が見える側にしてもらいました。部屋の窓から撮影したのが巻頭の写真です。この大連駅も満鉄時代に建てられたもので、上野駅に似ています。
この駅から満鉄の誇る特急あじあ号が発着していたのかと思うと、何だか胸が高鳴ってしまいました。
11月3日水曜日
今回止まったホテルの目の前に、路面電車の大連火車站（大連鉄道駅ですね）があります。なのですこし早起きしてホテル前の歩道から撮影をしました。
クラシカルな2200形、いいですね。屋根に載るガーランド形ベンチレーターが旧客みたい！
色は深緑と濃赤の2種類があるようです。
数は少ないのですが、LRVスタイルな路面電車も時々やってきます。
3500形というようですが、2200形とちがって今風なスタイリングのLRV車です。
11月4日水曜日
この日のお昼の飛行機で帰国の途へ。大連から空港は30分もかからないくらいの近さです。ホテルロビーの集合時間が10時30分だったので、朝からたっぷり時間があります。そこで大連火車站から2200形に乗車して、201区間路の終点・華楽広場まで行ってみました。
料金は僅かに1元です。車内は朝の混雑で途中までは立ち客も結構いました。なのでかぶりつきで外の景色を楽しみます。
モーターや台車が更新されているのか分かりませんが、戦前製吊り掛け電車の旅は楽しいものです。
途中で旧満鉄本社ビルのそばも通ります。
約35分かけて終点の華楽広場に到着しました。到着して下車すると、モップをもった掃除の皆さんが、車体を掃除し始めます。
車庫に洗浄線があるわけでもなく、でもこれはなかなか良い情景です。で、201路はこの先海之○(釣みたいな漢字)公園まで行くのですが、区間路201路の終点となる華楽広場で、一度全員が下車するようです。乗ってきた電車は区間路表示だったので華楽広場終点でしたが、掃除をし終えたあと、お客を乗せてさらに進んでいきました。
バックの木々と家々の感じも良いので、ここでしばらく撮影しました。
この華楽広場停留所ですが、とくに施設や路上にホームがあるわけではなく、歩道にバス停のような表示があるのみです。
電車が来ると、皆さん車両に群がって乗車です。
同じ2200形ながら、初めて見るカラーリングの電車がやってきました。
緑色の車体ですが、色が明るい緑色をしています。
検査明けで再塗装された？それにしてはこれまで見てきた緑色より明るい色ですね。
最後に3500形を撮影しました。201路にはほとんど走っていない感じです。
帰りも2200形に乗車です。このノスタルジックな車内がたまりませんね。
最後にホテルの部屋から2200形の屋根を撮影しました。
うーん、このガーランドベンチレーターがたまりません！
旧満鉄本社を見学する事が出来、戦前日本製の路面電車を堪能でき、素晴らしいグローバル鉄活動となりました。ここまで見たら、次は瀋陽の博物館にあるらしい満鉄特急「あじあ」牽引機のパシナをぜひ見てみたいものです。
UPする順番が前後しますが、11月2日月曜日から4日水曜日まで、中国・大連へ出張してきました。今回も空いた時間で鉄活動をしてきました。
2日のお昼に大連空港に到着。今回訪問先の会社の方に出迎えて頂き、まずは市内のカーディーラーを訪問してお仕事お仕事！そしてその後、市内観光に連れて行って頂きました。鉄的に大連と言えば南満州鉄道・満鉄の起点となった都市です。大連には未だに日本統治時代の建物が幾つか残されており、旧満鉄本社ビルの建屋もしっかり残っています。その建屋の中には「満鉄旧跡陳列館」があり、今回訪問先の会社さんに連れてきてもらいました！
事前に調べたところによると、旧満鉄本社ビルは中央の建屋及び左右の建屋の3棟で構成されており、そのうち右側のビルに陳列館があるそうです。
右側ビルの入り口から電話すると、係の方が正門まで迎えに来てくれて、中央の建屋から中に入ります。この建屋は現在でも鉄路局の建屋として使われています。中央建屋から右側の建屋に向かう廊下はこんな感じです。
旧満鉄本社は元々ロシアが統治していた時代に建てられたものなので、ビルの中は欧風な作りになっています。
こちらが陳列館の入り口です。
館内は撮影禁止ですが、写真と中国語で書かれたパネルが並んでいます。鉄っぽい展示はあまりなく、満鉄社章の物品などが展示されています。以前は建屋の前にあったらしい満鉄社章入りマンホールもありました。パネルは中国語で書かれていましたが、日本語が堪能なガイドの方が解説をしてくれます。そもそも満鉄の遺構を見にくるのは、ほぼ日本人しかいないでしょうね。
見学を終え、お土産販売所で絵はがきを購入してツアーは終了です。歴史を感じる階段を降りてもどりました。
一度は来てみたかった旧満鉄本社ビルを見学する事が出来て満足でした。
この旧満鉄本社ビルの近くには、路面電車が走っています。その車両はというと…
古めかしい車両ですが、どことなく懐かしさを感じる車両です。そう、この大連市内を走っている路面電車は日本統治時代の1937年より日本車輌で作られたものです。以前は3000形と言われていたようですが、今は2200形と名乗っているようです。
このスタイル、紛れもなく日本製って感じですよね！
この後ホテルへチェックイン。そして泊まったホテルは大連駅の目の前にあるホテルだったので、部屋を駅が見える側にしてもらいました。部屋の窓から撮影したのが巻頭の写真です。この大連駅も満鉄時代に建てられたもので、上野駅に似ています。
この駅から満鉄の誇る特急あじあ号が発着していたのかと思うと、何だか胸が高鳴ってしまいました。
11月3日水曜日
今回止まったホテルの目の前に、路面電車の大連火車站（大連鉄道駅ですね）があります。なのですこし早起きしてホテル前の歩道から撮影をしました。
クラシカルな2200形、いいですね。屋根に載るガーランド形ベンチレーターが旧客みたい！
色は深緑と濃赤の2種類があるようです。
数は少ないのですが、LRVスタイルな路面電車も時々やってきます。
3500形というようですが、2200形とちがって今風なスタイリングのLRV車です。
11月4日水曜日
この日のお昼の飛行機で帰国の途へ。大連から空港は30分もかからないくらいの近さです。ホテルロビーの集合時間が10時30分だったので、朝からたっぷり時間があります。そこで大連火車站から2200形に乗車して、201区間路の終点・華楽広場まで行ってみました。
料金は僅かに1元です。車内は朝の混雑で途中までは立ち客も結構いました。なのでかぶりつきで外の景色を楽しみます。
モーターや台車が更新されているのか分かりませんが、戦前製吊り掛け電車の旅は楽しいものです。
途中で旧満鉄本社ビルのそばも通ります。
約35分かけて終点の華楽広場に到着しました。到着して下車すると、モップをもった掃除の皆さんが、車体を掃除し始めます。
車庫に洗浄線があるわけでもなく、でもこれはなかなか良い情景です。で、201路はこの先海之○(釣みたいな漢字)公園まで行くのですが、区間路201路の終点となる華楽広場で、一度全員が下車するようです。乗ってきた電車は区間路表示だったので華楽広場終点でしたが、掃除をし終えたあと、お客を乗せてさらに進んでいきました。
バックの木々と家々の感じも良いので、ここでしばらく撮影しました。
この華楽広場停留所ですが、とくに施設や路上にホームがあるわけではなく、歩道にバス停のような表示があるのみです。
電車が来ると、皆さん車両に群がって乗車です。
同じ2200形ながら、初めて見るカラーリングの電車がやってきました。
緑色の車体ですが、色が明るい緑色をしています。
検査明けで再塗装された？それにしてはこれまで見てきた緑色より明るい色ですね。
最後に3500形を撮影しました。201路にはほとんど走っていない感じです。
帰りも2200形に乗車です。このノスタルジックな車内がたまりませんね。
最後にホテルの部屋から2200形の屋根を撮影しました。
うーん、このガーランドベンチレーターがたまりません！
旧満鉄本社を見学する事が出来、戦前日本製の路面電車を堪能でき、素晴らしいグローバル鉄活動となりました。ここまで見たら、次は瀋陽の博物館にあるらしい満鉄特急「あじあ」牽引機のパシナをぜひ見てみたいものです。
中国出張お疲れさまでした(^^)
旧満鉄本社ビル、荘厳な建物ですね〜！
当時のままに残る建て屋には歴史のロマンを感じさせます。
陳列館のほうはあまり鉄寄りではなかったのですね。
そして大連の路面電車の旧型車、
戦前の日本製が今も主力として活躍しているのですね。
色といい形といい、旧型車ならではの味があります！
乗車して耳を傾けると、いい音が聞けそうですね(^^)
by あおたけ (2015-12-03 14:25)
出張鉄にしては丁寧に撮影されてらっしゃいますね。大連は中国人の友人も街並みが落ち着いていていいところだと言ってました。アカシア並木の街並みと電車がいい感じです。
最近は海外出張が無くて寂しいなあ。
by Cedar (2015-12-08 02:20)
>あおたけさん
満鉄本社ビル、一度行ってみたかったのですが、おっしゃるとおり当時
のままで残る建屋に、何だか歴史のロマンや重みみたいなものを感じ
ました。見学する事が出来て本当に良かったです。
路面電車はまさに日本製という出で立ちで、こちらも感動してしまい
ました。モーターはきっと換装されているとは思いますが、それでも
懐かしい音を楽しめました。
by twingo583 (2015-12-19 23:04)
>Cedarさん
ありがとうございます。海外出張鉄でもPanaのFZ1000という、大きな
コンデジを持っていくので、時間を何とか作って撮影しています。
大連は中国の街の中でも、あまりごちゃごちゃしていなくて、良い街だな
〜と思いました。今年の海外出張は中国しか行けませんでした。
by twingo583 (2015-12-19 23:07)