新潟・山形・福島遠征 -磐越西線編- [鉄道]
6月2日日曜日
羽越本線撮影のあとは、磐越西線SLばんえつ物語号の撮影に向かいました。
羽越本線を最後に撮影した中条-金塚間から、今度は磐越西線の山都周辺を目指します。新発田からは県道14号線という道で、磐越西線の三川を目指しました。途中でもしやここは？と気がついたのですが、この道はかつて新発田から東赤谷を結んでいたローカル線・赤谷線に沿っているのではと！そのうち道路左側に整備されたサイクリングロードが現れました。間違いありません、赤谷線の廃線跡です。しばらく走るとサイクリングロードの終点に着きました。
駅の跡を利用したような施設があるのですが、調べたところ駅でもなんでもなく、新山内-赤谷間の途中に設けられている事が分かりました。そしてこの先は草に覆われた廃線跡がかすかに残ります。用水路が線路を乗り越していますね。
赤谷駅があった場所を抜けた先に、赤谷不動橋という廃線遺跡が道路脇に残されていました。赤谷線の遺跡として残るものは少なく、貴重な存在のようです。
赤谷線はしばらく進んだところで、進路を東に向け、終点東赤谷へ登っていったようです。赤谷線に乗車したのは、たぶん今から30年くらい前の冬。スイッチバックで雪に覆われた東赤谷駅に着いた記憶が微かに残っています。写真もどこかに残っていると思うのですが…
さてC57 180の最初のカットをどこにしようか迷ったのですが、昔撮影に行ったものの、確かDD51の客車列車が来なくて、撮影出来なかったという、苦い思い出のある喜多方-山都間・トンネルを出た山都側にある踏切に行ってみました。先客の方が2名ほどいらっしゃいましたが、望遠で抜くと良い感じに撮れそう。トンネルを出た後で若干登っているので、期待出来るかも。ただし撮ろうとするポイントの左側山道に軽自動車が置いてあり（山の中なのにいつも置いてあるらしいです）、構図がなかなか難しいポイントでした。踏切が鳴り、C57 180が現れたのですが…
うわあ、見事にスカってくれました。巻頭の写真共々、煙が上がればけっこう良い感じなポイントなのですが、これは残念。リベンジしてみたいポイントです。
ここで決まれば、終了して帰宅の途に就いても良かったのですが、あまりの煙のなさに追っかけを決意！さっそくいつもの道を走り、野沢停車で追い抜いて、野沢-上野尻間の国道オーバークロスポイントに余裕で到着しました。
普通ならば天気良かったので、もっと空を入れて撮影するのですが、田んぼに白い雲が写っており、せっかくなので水が張った田んぼを多めに入れて撮影しました。機関車と新規改造されたグリーン車も水鏡に写っており、煙は薄いものの、なかなか良い感じの1枚を撮る事が出来ました。
しかしやっぱり1枚くらいは煙モクモクな写真を撮影したい。なので日出谷の鉄橋を目指しました。ところが日出谷に向かう国道459号線は結構な交通量。これは結構ギリギリな感じ。途中でばんえつ物語号と併走したので、クルマの後席窓から狙ってみました。
間近で見る走る蒸気機関車、これはやはり格好良い。
途中の踏切で停車でしたが、日出谷駅停車で減速する列車を追い抜き、お決まり日出谷の鉄橋先には何とかギリギリで到着。構えるとすぐにC57 180がやって来たのですが…
うわあ〜全然煙が上がってません。引いてもう1カット撮ったら、さらに薄くなっている。
今日は完全に煙に見放されていますね…仕方ないので、必ず煙が上がる津川発車シーンを撮影すべく、さらに追っかけを続行。途中鹿瀬の踏切で捕まってしまったのですが、やってきたのはキハ47新潟色の2連。
キハ110やキハE120だとがっかりですが、この2連ならば踏切で停まり撮影出来て良かったです。
踏切を抜け、何とかギリギリで津川の発車に間に合いました。西日が正面に当たってなかなか綺麗なポイントなんですが、色んな障害物があるのは変わりないですね。
うーんでも、爆煙という程ではないですね…やっぱり今日は煙に見放されているなあ…
という事でもう一発最後の撮影に向かいます。磐越西線は馬下を過ぎると山間部から平野になるので、西日が綺麗に当たってくれるはず。そこで馬下-猿和田間に向かいました。クルマで走ると田んぼの中に同業の方々がいらっしゃるポイントを発見。隙間から手持ちで構えます。
おー！これはなかなか良い感じではありませんか！！引いてもう1枚。
多少煙が横に流れていますが、バリバリ順光でパシフィック機の細みなボイラーが西日に映えます。最後の最後に満足な1枚を撮影する事が出来ました。あれ、ふと気がつけば磐越西線追っかけで5発も撮影してしまった！
午前1時30分に出発し、帰宅したのが22時30分。21時間日帰りの撮影行で大満足な成果に。ドライバーが3人いたので、思っていたよりは楽に行って帰ってくる事が出来ました。
羽越本線撮影のあとは、磐越西線SLばんえつ物語号の撮影に向かいました。
羽越本線を最後に撮影した中条-金塚間から、今度は磐越西線の山都周辺を目指します。新発田からは県道14号線という道で、磐越西線の三川を目指しました。途中でもしやここは？と気がついたのですが、この道はかつて新発田から東赤谷を結んでいたローカル線・赤谷線に沿っているのではと！そのうち道路左側に整備されたサイクリングロードが現れました。間違いありません、赤谷線の廃線跡です。しばらく走るとサイクリングロードの終点に着きました。
駅の跡を利用したような施設があるのですが、調べたところ駅でもなんでもなく、新山内-赤谷間の途中に設けられている事が分かりました。そしてこの先は草に覆われた廃線跡がかすかに残ります。用水路が線路を乗り越していますね。
赤谷駅があった場所を抜けた先に、赤谷不動橋という廃線遺跡が道路脇に残されていました。赤谷線の遺跡として残るものは少なく、貴重な存在のようです。
赤谷線はしばらく進んだところで、進路を東に向け、終点東赤谷へ登っていったようです。赤谷線に乗車したのは、たぶん今から30年くらい前の冬。スイッチバックで雪に覆われた東赤谷駅に着いた記憶が微かに残っています。写真もどこかに残っていると思うのですが…
さてC57 180の最初のカットをどこにしようか迷ったのですが、昔撮影に行ったものの、確かDD51の客車列車が来なくて、撮影出来なかったという、苦い思い出のある喜多方-山都間・トンネルを出た山都側にある踏切に行ってみました。先客の方が2名ほどいらっしゃいましたが、望遠で抜くと良い感じに撮れそう。トンネルを出た後で若干登っているので、期待出来るかも。ただし撮ろうとするポイントの左側山道に軽自動車が置いてあり（山の中なのにいつも置いてあるらしいです）、構図がなかなか難しいポイントでした。踏切が鳴り、C57 180が現れたのですが…
うわあ、見事にスカってくれました。巻頭の写真共々、煙が上がればけっこう良い感じなポイントなのですが、これは残念。リベンジしてみたいポイントです。
ここで決まれば、終了して帰宅の途に就いても良かったのですが、あまりの煙のなさに追っかけを決意！さっそくいつもの道を走り、野沢停車で追い抜いて、野沢-上野尻間の国道オーバークロスポイントに余裕で到着しました。
普通ならば天気良かったので、もっと空を入れて撮影するのですが、田んぼに白い雲が写っており、せっかくなので水が張った田んぼを多めに入れて撮影しました。機関車と新規改造されたグリーン車も水鏡に写っており、煙は薄いものの、なかなか良い感じの1枚を撮る事が出来ました。
しかしやっぱり1枚くらいは煙モクモクな写真を撮影したい。なので日出谷の鉄橋を目指しました。ところが日出谷に向かう国道459号線は結構な交通量。これは結構ギリギリな感じ。途中でばんえつ物語号と併走したので、クルマの後席窓から狙ってみました。
間近で見る走る蒸気機関車、これはやはり格好良い。
途中の踏切で停車でしたが、日出谷駅停車で減速する列車を追い抜き、お決まり日出谷の鉄橋先には何とかギリギリで到着。構えるとすぐにC57 180がやって来たのですが…
うわあ〜全然煙が上がってません。引いてもう1カット撮ったら、さらに薄くなっている。
今日は完全に煙に見放されていますね…仕方ないので、必ず煙が上がる津川発車シーンを撮影すべく、さらに追っかけを続行。途中鹿瀬の踏切で捕まってしまったのですが、やってきたのはキハ47新潟色の2連。
キハ110やキハE120だとがっかりですが、この2連ならば踏切で停まり撮影出来て良かったです。
踏切を抜け、何とかギリギリで津川の発車に間に合いました。西日が正面に当たってなかなか綺麗なポイントなんですが、色んな障害物があるのは変わりないですね。
うーんでも、爆煙という程ではないですね…やっぱり今日は煙に見放されているなあ…
という事でもう一発最後の撮影に向かいます。磐越西線は馬下を過ぎると山間部から平野になるので、西日が綺麗に当たってくれるはず。そこで馬下-猿和田間に向かいました。クルマで走ると田んぼの中に同業の方々がいらっしゃるポイントを発見。隙間から手持ちで構えます。
おー！これはなかなか良い感じではありませんか！！引いてもう1枚。
多少煙が横に流れていますが、バリバリ順光でパシフィック機の細みなボイラーが西日に映えます。最後の最後に満足な1枚を撮影する事が出来ました。あれ、ふと気がつけば磐越西線追っかけで5発も撮影してしまった！
午前1時30分に出発し、帰宅したのが22時30分。21時間日帰りの撮影行で大満足な成果に。ドライバーが3人いたので、思っていたよりは楽に行って帰ってくる事が出来ました。
2013-06-09 21:26
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コメント(4)
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秩父鉄道のC58と違って、磐西のC57などは、
けっこう煙が期待できるものなのだろうと思っていましたが、
意外とスカッちゃうこともあるんですね〜(^^;)
やはりこれはSL撮影ならではの難しさですね。
それでも最後に西日を浴びたシーンでいい煙をモノにされたのは、
まさに執念とも言うべき大勝利ですね！
by あおたけ (2013-06-11 10:00)
上から6枚目の水田に映る機関車の姿と煙もなかなか印象深く気に入りました。この時期ならではのショット、季節感が出ていて楽しいと思います。
by やまびこ３ (2013-06-13 03:05)
>あおたけさん
磐越西線のC57、なかなか煙モクモクな姿を見せてくれないようです。
電化区間の磐越西線と違い、意外に勾配もきつくないのも理由の一つ
のようです。今回は最後の最後に納得の一枚を撮影出来ました。やはり
太陽に輝き煙を上げる蒸気機関車はカッコよいです。
by twingo583 (2013-06-16 19:42)
>やまびこ３さん
ありがとうございます。撮影者の多くはもっと線路に近づいた場所で
撮られていましたが、水田に映る雲が綺麗だったので、少し引いた
カットで狙ってみました。自分も気に入った一枚です。
by twingo583 (2013-06-16 19:43)