小湊鐵道キハ200形運転体験と急行いず物語撮影 [鉄道]
3月3日土曜日
3月に入って最初の土曜日。この日は何ともネタの多い一日でした。157系塗色に
なった185系OM08編成による「上州踊り子」号、東海道線をばんえつ物語12系
で走る急行「いず物語」号、黒磯ハンドル訓練はEF81 95の牽引、そして東北で
運行されるためにはるばる四国からやってくるアンパンマントロッコと185系の
甲種回送。どれもこれも撮影したくなる列車ばかりでした。
しかしこの日は1月から申し込んでいた小湊鐵道でのキハ200形運転体験の当日。
たまたまキャンセルが出たとの事で、ラッキーにも参加する事が決まっていました。
そこで午前中の運転体験の前後で、撮影出来るものを撮影するプランを決行しました。
まずは早朝の東大宮操車場へ。すでにお仲間の方々が勢揃いだったので、自転車を
脚立がわりにして185系の上州踊り子号回送の入線を待ちます。
すでに28日火曜日試運転の朝、大宮駅で対面していますが、OM03編成の湘南色
よりは、こちらの色の方が似合っています。ちなみにOM03編成のHM付きはこちら。
2010年10月9日
今回の上州踊り子ヘッドマークも同じようなデザインですね。
入線を撮影して、急いで土呂駅へ向かいます。券売機でホリデーパス¥2,300を購入。
土呂駅からだと小湊鐵道本社のある五井駅まで往復するより安く、かなり広範囲の
区間が乗り降り自由なお得な切符です。
ホームに降りるとすでに同業者が数名。6:46にOM08は東大宮を出るのですが、9時
までに五井駅まで行くには土呂を6:48に出る上野行きに乗らねばなりません。ホーム
に電車接近の案内が流れてから、お目当ての回送電車がゆっくりと通過です。
上野→秋葉原→千葉と乗り継ぎ、千葉からは8:21発の君津行き209系2100番台に乗車。
クロスシートの209系に乗車するのは初めてです。ほどなく五井駅に到着。小湊鐵道の
本社会議室へ向かいました。
9時から早速キハ200形の運転体験が始まります。参加費はお昼のお弁当がついて5000円。
まずは運転士の方による運転講習が、約40分ほど教本にそって行われます。運転するに
あたっては、デッドマン装置の起動から指差確認の実施を行い運転へと、結構やらなければ
ならない事が多そうです。
講習が終わり、いよいよ実車キハ200形キハ212に向かいます。まずは参加者24名で記念
撮影。ちょっと緊張が高まってきますね!
運転は洗車機のある洗浄線100mを片エンド2回x両エンドと都合4回の合計400mを走らす
事が出来ます。
まずは指導運転士の方のお手本を運転台で見学。当たり前ですが手際よくスムーズに運転
されますが、ちょっと自分で出来るか不安になってきます。線路にはBの立て札と停の立て
札が。Bがブレーキ開始位置で、停は停止位置です。
いよいよ自分の番となります。帽子を被って運転席に座ります。緊張が高まります。指導
運転士の方が逆転器を操作し、前進位置に変更し、いよいよ運転。手順はこんな感じです。
・左足でデッドマンペダルを踏む
・右手でデッドマンスイッチを投入
・車内ATS緑灯を確認し指差確認称呼
・戸締め灯を指差確認称呼
・前方障害物無し確認し、出発進行指差確認称呼(余裕あればタイフォン)
・ブレーキ緩解し1ノッチ投入
・トルクコンバーターの変速表示灯点灯確認
・2ノッチから徐々に5ノッチまでノッチアップ
・15キロを超えたあたりでノッチオフ
・Bポイント手前でブレーキハンドル重なり位置へ
・Bポイントで常用ブレーキ投入
・減速度にあわせてブレーキ緩解と投入実施
・停車位置で列車停車
・デッドマンスイッチオフ
・デッドマンペダルを外し、ブザーで運転終了合図
この間わずか1分もかからないくらい。いや〜ホント慌ただしくあっという間に運転
終了となってしまいます。やっぱりブレーキ操作が難しくて、ほぼ停止位置に止めれた
のは僅か一回のみ。一度手前に止まってしまい、再力行してしまいました。まあそれも
面白いのですが。とにかく鉄道車両の運転が難しいのを改めて実感しました。
約2時間で運転体験は終了。車両基地構内を見学させて頂きました。
その後会議室で特製の幕の内お弁当を頂き、グッズを購入して終了です。
運転はやっぱり難しかったのですが、大好きな鉄道車両を運転できる喜びは、
何とも言えず嬉しいものです。この運転体験のためには、運営・講習・指導・警備
など多くの職員の方が関わっており、お弁当もついて5,000円とは、その喜びと
嬉しさのわりには本当に安いものだと思えました。機会があったらまた参加したい
ものです。
さて午後は急いで東海道本線を目指します。五井→蘇我→新木場→大井町と乗り
ついで向かったのは大森駅です。ホリデーパスは東京臨海高速も乗車できるので、
本当にお得ですね。京葉線では爆睡して、あやうく新木場で乗り過ごしそうに
なりましたが…
大森駅からは線路沿いの公園を大井町方向へ向かいます。ここで東海道線を上って
くる、臨時急行「いず物語」号を撮影するためです。この辺りは高校生の頃、EF58
の踊り子やブルトレを撮影するため、時々来た場所です。しかし良いポイントは
すでに先客に確保されており、なかなか場所が見つかりませんでした。
今回は電車&徒歩鉄なので、脚立はなく、道ばたに落ちていたスーパーのレジカゴ!
を踏み台にしてフェンス越しに撮れる場所をようやく確保しました。待つこと約1時間、
EF64 1031に特製さくら風ヘッドマークを付けたばんえつ物語12系急行「いず物語」号
が通過しました。
急いで振り返り、露出を変えて…
後ろ側にはEF60 19!なんとかギリギリ編成が入ってくれました。EF64 1031は東海道本線
には違和感ありますが、こちらの方は古巣に帰って来た感がありますね。
さて急いで撤収し、早足で大森駅へ。京浜東北線で向かったのはお馴染み東十条駅。今度は
EF81 95のハンドル訓練を撮影です。
うーん、微妙に上気味になってしまい、ちょっと失敗写真ですね。
またまた急いで撤収し、東十条→南浦和→西浦和へと向かいます。先ほどのばん物12系
は東京駅から新鶴見を経由し、武蔵野線まわりで東大宮操車場へ向かうので、その回送
を撮影するためです。しかしすでに日没後なので、かなり暗く…先頭のEF64 1031側
はMFとAFの切換を間違い失敗。後ろ側は何とか写っている程度ですね。
さらにまたまた急いで電車を乗り継いで土呂駅へ。今日の最後は東大宮操車場から尾久
へ向かうばん物回送を流し撮りしました。
早朝から日没後まで、いつにも増して、充実した鉄三昧な一日でした。
3月に入って最初の土曜日。この日は何ともネタの多い一日でした。157系塗色に
なった185系OM08編成による「上州踊り子」号、東海道線をばんえつ物語12系
で走る急行「いず物語」号、黒磯ハンドル訓練はEF81 95の牽引、そして東北で
運行されるためにはるばる四国からやってくるアンパンマントロッコと185系の
甲種回送。どれもこれも撮影したくなる列車ばかりでした。
しかしこの日は1月から申し込んでいた小湊鐵道でのキハ200形運転体験の当日。
たまたまキャンセルが出たとの事で、ラッキーにも参加する事が決まっていました。
そこで午前中の運転体験の前後で、撮影出来るものを撮影するプランを決行しました。
まずは早朝の東大宮操車場へ。すでにお仲間の方々が勢揃いだったので、自転車を
脚立がわりにして185系の上州踊り子号回送の入線を待ちます。
すでに28日火曜日試運転の朝、大宮駅で対面していますが、OM03編成の湘南色
よりは、こちらの色の方が似合っています。ちなみにOM03編成のHM付きはこちら。
2010年10月9日
今回の上州踊り子ヘッドマークも同じようなデザインですね。
入線を撮影して、急いで土呂駅へ向かいます。券売機でホリデーパス¥2,300を購入。
土呂駅からだと小湊鐵道本社のある五井駅まで往復するより安く、かなり広範囲の
区間が乗り降り自由なお得な切符です。
ホームに降りるとすでに同業者が数名。6:46にOM08は東大宮を出るのですが、9時
までに五井駅まで行くには土呂を6:48に出る上野行きに乗らねばなりません。ホーム
に電車接近の案内が流れてから、お目当ての回送電車がゆっくりと通過です。
上野→秋葉原→千葉と乗り継ぎ、千葉からは8:21発の君津行き209系2100番台に乗車。
クロスシートの209系に乗車するのは初めてです。ほどなく五井駅に到着。小湊鐵道の
本社会議室へ向かいました。
9時から早速キハ200形の運転体験が始まります。参加費はお昼のお弁当がついて5000円。
まずは運転士の方による運転講習が、約40分ほど教本にそって行われます。運転するに
あたっては、デッドマン装置の起動から指差確認の実施を行い運転へと、結構やらなければ
ならない事が多そうです。
講習が終わり、いよいよ実車キハ200形キハ212に向かいます。まずは参加者24名で記念
撮影。ちょっと緊張が高まってきますね!
運転は洗車機のある洗浄線100mを片エンド2回x両エンドと都合4回の合計400mを走らす
事が出来ます。
まずは指導運転士の方のお手本を運転台で見学。当たり前ですが手際よくスムーズに運転
されますが、ちょっと自分で出来るか不安になってきます。線路にはBの立て札と停の立て
札が。Bがブレーキ開始位置で、停は停止位置です。
いよいよ自分の番となります。帽子を被って運転席に座ります。緊張が高まります。指導
運転士の方が逆転器を操作し、前進位置に変更し、いよいよ運転。手順はこんな感じです。
・左足でデッドマンペダルを踏む
・右手でデッドマンスイッチを投入
・車内ATS緑灯を確認し指差確認称呼
・戸締め灯を指差確認称呼
・前方障害物無し確認し、出発進行指差確認称呼(余裕あればタイフォン)
・ブレーキ緩解し1ノッチ投入
・トルクコンバーターの変速表示灯点灯確認
・2ノッチから徐々に5ノッチまでノッチアップ
・15キロを超えたあたりでノッチオフ
・Bポイント手前でブレーキハンドル重なり位置へ
・Bポイントで常用ブレーキ投入
・減速度にあわせてブレーキ緩解と投入実施
・停車位置で列車停車
・デッドマンスイッチオフ
・デッドマンペダルを外し、ブザーで運転終了合図
この間わずか1分もかからないくらい。いや〜ホント慌ただしくあっという間に運転
終了となってしまいます。やっぱりブレーキ操作が難しくて、ほぼ停止位置に止めれた
のは僅か一回のみ。一度手前に止まってしまい、再力行してしまいました。まあそれも
面白いのですが。とにかく鉄道車両の運転が難しいのを改めて実感しました。
約2時間で運転体験は終了。車両基地構内を見学させて頂きました。
その後会議室で特製の幕の内お弁当を頂き、グッズを購入して終了です。
運転はやっぱり難しかったのですが、大好きな鉄道車両を運転できる喜びは、
何とも言えず嬉しいものです。この運転体験のためには、運営・講習・指導・警備
など多くの職員の方が関わっており、お弁当もついて5,000円とは、その喜びと
嬉しさのわりには本当に安いものだと思えました。機会があったらまた参加したい
ものです。
さて午後は急いで東海道本線を目指します。五井→蘇我→新木場→大井町と乗り
ついで向かったのは大森駅です。ホリデーパスは東京臨海高速も乗車できるので、
本当にお得ですね。京葉線では爆睡して、あやうく新木場で乗り過ごしそうに
なりましたが…
大森駅からは線路沿いの公園を大井町方向へ向かいます。ここで東海道線を上って
くる、臨時急行「いず物語」号を撮影するためです。この辺りは高校生の頃、EF58
の踊り子やブルトレを撮影するため、時々来た場所です。しかし良いポイントは
すでに先客に確保されており、なかなか場所が見つかりませんでした。
今回は電車&徒歩鉄なので、脚立はなく、道ばたに落ちていたスーパーのレジカゴ!
を踏み台にしてフェンス越しに撮れる場所をようやく確保しました。待つこと約1時間、
EF64 1031に特製さくら風ヘッドマークを付けたばんえつ物語12系急行「いず物語」号
が通過しました。
急いで振り返り、露出を変えて…
後ろ側にはEF60 19!なんとかギリギリ編成が入ってくれました。EF64 1031は東海道本線
には違和感ありますが、こちらの方は古巣に帰って来た感がありますね。
さて急いで撤収し、早足で大森駅へ。京浜東北線で向かったのはお馴染み東十条駅。今度は
EF81 95のハンドル訓練を撮影です。
うーん、微妙に上気味になってしまい、ちょっと失敗写真ですね。
またまた急いで撤収し、東十条→南浦和→西浦和へと向かいます。先ほどのばん物12系
は東京駅から新鶴見を経由し、武蔵野線まわりで東大宮操車場へ向かうので、その回送
を撮影するためです。しかしすでに日没後なので、かなり暗く…先頭のEF64 1031側
はMFとAFの切換を間違い失敗。後ろ側は何とか写っている程度ですね。
さらにまたまた急いで電車を乗り継いで土呂駅へ。今日の最後は東大宮操車場から尾久
へ向かうばん物回送を流し撮りしました。
早朝から日没後まで、いつにも増して、充実した鉄三昧な一日でした。
乗り、撮り、そして運転・・・充実の一日を過ごされましたね!
しかもポイントポイントでキッチリと撮りたい列車を
押さえているあたりはさすがの一言です。
小湊の運転体験は本当に貴重な経験で羨ましいです。
それにしても、素人目には簡単そうに見えるキハの運転も、
ひとつひとつ多くの段取りを経て、初めて動かす事が
できるのですね。
by あおたけ (2012-03-07 09:22)
>あおたけさん
小湊がなければ、あおたけさんと同じように東海道
遠征を考えたかもしれませんが、それでも都内とは
言え、東海道本線で何とか撮影出来て良かったです。
小湊運転体験はとっても貴重で楽しい時間でした。
ホント普段見ている運転も、いざ自分でやってみる
と、かなり難しいものであるのを実感しました。
by twingo583 (2012-03-11 22:42)